29Jan
腱鞘炎が進行してばね指(弾発指)になった疑い。
親指のズキズキする症状で、家事に支障が出ている。
40代 女性 主婦 渋谷区千駄ヶ谷に在住
●初診の状態
・2ヶ月前から親指の付け根が痛い。
・自分では特に原因が思い当たらない。
・病院では腱鞘炎だと言われ、湿布薬をもらっている。
・家事をするとズキズキした症状が出る。
・整体で治療できないかと思い、渋谷区周辺で治療院を検索。
●検査結果
・親指が痛くて伸ばすことができない。
・強引に伸ばそうとすると、コクンと鈍い音がして激痛が走る。
・拇指の中手指節関節部の腱鞘炎
・拇指屈筋、前腕屈筋群の過剰な緊張
・手首の関節の機能障害
●カイロプラクティック施術
・背骨の緩やかな矯正
・過剰に緊張した筋肉の緩和操作
・炎症部分を除いた腱膜リリース
・手首の関節を矯正
・前腕伸筋群のチューブリハビリ
●施術の感想
・始めの数回は親指の痛みに変化はありませんでしたが、その後は徐々に痛みが少なくなり、今では痛みもなく家事が行えます。
・病院ではほとんど説明もありませんでしたが、フィジックでは細かい説明と、今後の予想まで話して頂いたので、納得して治療を受けることができました。
●担当コメント
腱鞘炎が進行し、ばね指(弾発指)になった疑いで来院された症例です。
指は腱によって細かい動きが可能になります。この腱が浮かないよう抑える役割を持つのが腱鞘です。
この腱鞘に炎症が起こったものが腱鞘炎、腱が炎症・肥厚したものがばね指になります。
いずれも指を頻繁に使う方に起こりやすく、重度の場合は手術が選択されますが、比較的軽度のものはカイロプラクティックでも対応が可能です。
ばね指に対するカイロプラクティック治療は、肩や肘関節、手首の関節などの働きを正常にし、指と関わる神経の働きを高めていきます。
腱鞘炎やばね指になる方は、腕の屈筋と伸筋のアンバランスがある場合も多いため、チューブやゴム棒を使用したリハビリも行っていきます。
すぐに改善するものではありませんが、薬や手術を避ける意味では、カイロプラクティックが十分にお役に立てると思います。